2026/07/06 12:55


“Simple gear for simple mountains”♯2
simple mountain





”Simple mountains”とは、

標高の低い山、簡単な山
という意味ではありません。

ふと思い立った日に歩きに行ける山。
何度でも帰ってこられる山。
暮らしのすぐ隣にある山。
そんな山のことです。




昔の里山は、
人が薪を集め炭を作り、
肥料として落ち葉を集め、草を刈り、
大切な資源として木を育てながら暮らしとともにありました。

山奥、雑木林、草原、田畑、集落。

山から街へと、ゆるやかなグラデーションがありました。

人が関わることで山は維持され、
その環境でしか生きられない植物や生きものも育まれてきました。



しかし高度経済成長以降、暮らしが変わり、
薪もガスや電気になり、
落ち葉も化学肥料になり、
茅葺き屋根も減り、
放牧も少なくなり、
山を利用する人も減っていきました。



山との距離が少しずつ遠くなった今、
里山は手入れされる機会も減り、
人と自然の境界も少しずつ曖昧になっています。
その変化は、近年の熊など野生動物と人との距離が近づいている問題とも、無関係ではないように思います。




だからこそ、里山へ行くことには意味があると思っています。


何か特別なことをするためではありません。

季節の変化を感じたり、

鳥の声を聞いたり、

お気に入りの道を歩いたり、

ただコーヒーを飲んで帰るだけでもいい。

画角が少し違うけど、↑↓同じ道。



子供達とハンモックして落ち葉で遊んだり、
自転車で走ったり、
タープを張って昼寝したり、、





同じ山に何度も通うことで見えてくる景色だってあります。
自然は遠くにあるものではなく、
暮らしのすぐ隣にあるものだと気づかせてくれます。

僕が作りたいのは、過酷な冒険の道具ではありません。


「今日は少し山へ行こう。」

そんな気持ちを後押しする、シンプルな道具です。
山へ行くことが特別なイベントではなく、
日常の一部になるように。



Simple mountainsは、特別な山を否定する言葉ではありません。

日本アルプスも、ロングトレイルも、本当に素晴らしいと思います。

ただMMLは、その前にある
「暮らしのすぐ隣の山」
を大切にしたいと思っています。

それがMMLの考える Simple mountains です。



最後までお読みいただきありがとうございました。